1999年9月11日(土)に結婚式を挙げた私達。新婚旅行は10月下旬だった為、 式後の翌月曜日から通常の生活。 しかも、9月15日・23日・26日とその後2週間ほどの間に3回もジムカーナイベントに 二人共エントリーしていたのです。 夫婦となって初めて臨む9月15日のジムカーナ、“スピードマインドジムカーナシリーズ第6戦 inICC”。まさかこんな悲劇・・・いや感激? 喜劇?が待ち受けていようとは、 新婚ほやほやの私達は、夢にも思っていませんでした・・・

 いつものように会場に入り、いつものように出走準備をし、いつものようにコースへと 慣熟歩行に向かう私達。心なしかコース上に友人達の顔が見えないなぁ・・・と脳裏を よぎりはしたものの、各自準備に掛かる時間は違うのでそれ以上気にしません。 2,3周コースを歩いてパドックへ戻ろうとした時、自分の車の周りから 蜘蛛の子を散らすように、人だかりが四方に走り去る瞬間を目撃します。何ごと?? そして、そこに佇むレビンくんのボディには・・・






【新婚ほやほやで〜す】
とか
【LOVE LOVE】とか・・・


【只今らぶらぶ中】とか・・・
【新婦競技用】
とか・・・
なんと!結婚式当日の写真を引き伸ばした物 までがゼッケンの横に(゚o゚;;)ぺたぺたと!


な〜に〜こ〜れ〜〜〜(=_=メ)凸

 そうです。車の周りから逃げるように散った人々=友人等は、私達が車を離れている隙を狙って、 事前に準備されたどピンク色のカッティングシートをチームプレイよろしくぺたぺたぺた、、、と していたわけです。彼らだって皆エントリーしているのに、貴重な慣熟歩行の時間を割いてまでこんなイタズラ、 いやいや祝福を。。。 しかも、私ら夫婦は車2台でのエントリー。当然、ダンナのインテグラくんにも同じ運命が 襲っていたのは言うまでもありません。






またボディが白色だから、ピンク色が映えること映えること。

 かくしてハートステッカーに彩られたレビンくんとインテくん。 当日の競技をイタイ視線浴びまくり状態で走りきります。 イベント終了後に撤去しようとしたその時、 「え〜 今月のイベントは全部この状態で走らなきゃあダメだよー。」 と、仲間達のイヂワルな要求が・・・。

 ってことは、この状態で帰れと(-_-)? 当時新居は、私が独り暮らしをしていた部屋にダンナがお泊りセットを持ってやってくる状態でした。 さすがに車=駐車場の移動までは出来ず(日常の生活に車は必要ないので) インテくんはダンナの実家近くの駐車場のまま。 つまり、イベント前後はそれぞれ別の家へ帰らなくてはならない=この状態をひとりで走らなければならない、 ということ!恥ずかしすぎる〜〜〜っ(T0T)



決して“美しい”とは言い難いハート模様&恥ずかしいコメント。
これも仲間達からの祝福ではあるのですが・・・・うぅぅ


2台で並んでいる分には、恥ずかしさ半分コになるからまだ許せる。。かぁ??
いや、それでもカンベン願いたい(__;)

 かくして私達はこの車で別々の家へ帰りましたさ!途中まで一緒の所は、なるべく離れないように走り、 別れてからは一目散に、前だけ見つつ帰宅し、間髪いれずにシートカバーをかけました。 それでも途中の信号待ちでは、隣のワンボックスカーから指を指されていたような気が・・・・(怖くて目を合わせなかった#)

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 さて、9月23日。次のイベントなるJMRC東京シリーズ第7戦inベイサイド。 ハート模様の車を駆って、会場へ向かいます。 15日の帰りは夜遅くて暗かったのでまだ救われましたが、 イベントへ向かうのは明け方の明るい時間。ボディの模様は隠しようがありません(><)キャー

 イベント自体はつつがなく進みました。しかし!主催者クラブ&仲間達の思惑・・いえいえ配慮(泣)のお陰で、 なんとこの後“結婚おめでとうパレード”が用意されてしまいました(-_-;)。 当日来ていたキャンギャル私物のユーノスロードスターをオープンにして、 二人の車に貼られていたハートステッカーがその車に移植され、 ゴミ箱から拾ったジュースの空き缶に紐を通し車につなげ、 私たち二人は後ろのシートに箱乗りに座らされ、 見世物よろしくコース上を旋回するという。。。



まさにパレード用にあしらわれたロードスターに箱乗り#
ボンネットには【祝結婚おめでとう】の文字。
後ろに付けられた缶カラは、あまりいい音とは言えませんでしたねぇ(~_~;)


いざコース上へ!!
やだ〜〜(;_;)でも開き直り。
みんなの見世物状態の二人。。
でも案外誰も見ていなかったかも?!(見てられっか#という話も(^^ゞ)


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 その3日後。9月26日に行われた筑波ビギナーズジムカーナシリーズ第6戦。 先のイベント時に、大分剥がされたハートステッカー。でもまだ充分に らぶらぶ号状態でした#

 当日見事優勝を飾ったダンナ。私は××。表彰台のてっぺんに立つダンナの元へ 「新婦もどうぞ〜」とアナウンサーにそそのかされて、さすがに台には上りませんが、 一緒に記念撮影なんぞ(^^ゞえへへ。前回の荒祝福に比べたらよっぽど紳士的☆

 一通りのクラスの表彰が終わった後、主催者が 「本日はもう一つおめでとうがあります」 と案内。なに?なに?と思ったら、名前を呼ばれる私とダンナ! そして今度は二人だけで表彰台に登り、結婚の旨がアナウンスされ、 エントラント&ギャラリーから一斉に祝福の拍手(*゚o゚*) それだけでも充分嬉しいのに、主催者から大きな花束を プレゼントされました!!女にとって、なぜか幸せ感を抗えない“花束”という演出に 感激しまくりのぱたぱた(;o;)。本当に嬉しかったです♪

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 こうして、結婚後、怒涛のように過ぎたジムカーナ3戦。それぞれに全く別の楽しく嬉しい思い出が 出来ました。祝福してくれる仲間達、主催者、その他皆さんの気持が とても大きな宝物となりました。ありがとうございました。

 その後、ハートステッカーは「幸せのお裾分け」として、一枚ずつ仲間達の車に移植。 しばらくはどこかに1-2枚のハートステッカーが貼られているマシンが沢山ジムカーナ場に 出没していました。また、これ以降、仲間内で結婚した者が出ると ますますエスカレートしたらぶらぶステッカー作戦が繰り広げられるようになったのは 言うまでもありません!!もちろん、これからは私も“貼って祝福する側”ですもの!!遠慮なく楽しむぞーヽ(^o^)丿


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