2004年3月1日(月)

■■花粉症

   忘れもしない、あれは高校2年生から3年生になる前の春休み。
天文クラブの春合宿のため、愛知県北設楽郡の山奥にある天文科学センターへ1週間程泊り込んでいる時のこと。
熱があるわけでもない。お腹を壊しているわけでもない。頭痛や吐き気も無い。喉も痛くないし、咳も無い。
風邪の症状はどこにも無いのに、鼻水が止まることなく流れ、くしゃみが途切れることなく繰り返される。
とうとう持っていったポケットティッシュは底を付き、センター側にある雑貨屋へ駆け込み、
BOXティッシュを購入して、片時も離さず抱えていました。

 合宿を終えて家に戻り、母に
「今、花粉症って言うのが流行っているらしいわよ」
と言われた瞬間、
「これだーーーーっ!!」
と絶叫。そう言えば、センターの周りの山は全部スギの木だったかも・・・
ぱたぱた、花粉症認定の瞬間でした。

 その後、毎年決まって2月下旬になると花粉症の症状が出ます。
面白いように、ぱっつりと「あ、今日からだ」とわかる程、前日とは違う自分になっています。
大抵梅雨が終わる辺りまでぐしゅぐしゅの状態が続きます。
どんな常態かと言うと、

  • 透明の水のような鼻水が止め処も無く垂れつづける。さらさらなので、吸い上げる事が出来ない。
    下を向いて作業をしていると、ぽたぽた鼻水が落ちてくる。マジ。
  • 鼻が詰まる。しかも両方同時に。当然息が出来なくて苦しい。夜も眠れない。
  • くしゃみが連続して出る。最低でも10回、ある時数えたら50回程続けて出た。
    しかも体全体から侵入者=花粉を吐き出すので、1発が大きい。それが10回以上続く。体力消耗甚だしい。
  • 目がかゆい。それを通り越すと、まぶたが重くなりしっかり目を開けていられなくなる。目を開けるのが億劫になる。
  • 喉がかゆい。口から手を突っ込んでガシガシと喉を掻きたくなる。
  • 身体は健康なのに、首から上だけが異常。首から上だけを健康なものに付け替えたい衝動にかられる。
等など・・・。

 さらにそれらの症状を3ヶ月以上も続けていると、

  • 鼻水にしろ鼻詰まりにしろ、鼻で息が出来なくなるので口で呼吸をする。
    乾燥した空気が喉に張り付き、喉が痛くなる。また、花粉が口から入れば喉がかゆくなる。
  • くしゃみのし過ぎで筋肉痛になる。
  • 鼻のかみすぎで、顔の肌が荒れまくる。ガサガサになる。化粧ものらない。化粧が剥げる。
  • 目の掻き過ぎで充血する。コンタクトレンズも辛くなる。
  • 何事もやる気が無くなる。というか、やれなくなる。
等など・・・。

 私の場合ちゃんと病院に行ってはいないので、毎年ティッシュと市販薬の嵐です。
市販薬は身体に合わないものがあるようで、ある時には薬を飲んだら体がしびれて
怖い思いをした事もありました。
今住んでいる所の調剤薬局には、漢方薬主体の花粉症薬があり、
それがてきめんに効くのと、眠くならない、体が重くならない、という利点があり、今ではこの薬が手放せません。
かつて耳鼻科にも行った事はあるのですが、医者に
「花粉症は治しようがないからねぇ・・」
と言われて以来、医者へ行っても治せないならと、よほどの事が無い限り行かなくなりました(^_^;)

 心配なのは、一年の4分の1を薬生活(漢方薬ですが)にしていて、もし懐妊したらどうなってしまうのか?と言う事。

 今年で花粉症歴20年(か?)。
今年も例外なく2月28日から発症しました。
病気ではないが直る見込みも無い、この厄介な【花粉症】。
当事者で無いと理解してもらえないことも、辛さと憂鬱さを増長させています。
どうか、花粉症患者へのご理解を頂ければ嬉しいです。


ずるずる

10年程前のラクガキをスキャン&微修正。
本当にこんな状態なんです、毎日が・・・(-_-;)



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